こちらのページでは修理業者とのよくあるトラブルを公開しています
よくありがちなのは、急に水もれやトラブルがあった場合に慌てて水道屋さんを探し、修理してもらったはいいが、後から請求金額を聞いてびっくり!!というようなケースです。
この業界は、「緊急対応」を必要とする業界柄、お客様も早くに水漏れやつまりを直さなければ・・・といった焦りから、あまり深く考えずに水道業者選びをしてしまいがちです。
しかし、業者側では「緊急」ということを理由に多大な請求を出す理由ができてしまうのも事実なのです。
焦っている消費者心理につけ込み、言葉巧みに大がかりな器具交換をさせたり、適正価格をはるかに超えた金額を請求したりします。
毎年、消費者センターへの苦情は増え、強引な営業で摘発される水道業者もあることをご存知でしょうか?
年々乱立する水道修理業者の中には、初めからぼったくり目的のところもありますし、会社からのノルマがあって何とか売上げを上げたいと躍起になっている人が作業に来てしまうこともあります。
ただ、水道トラブル修理を依頼したかっただけなのに、悪質な業者によってお金のトラブルまで引き起こされるというケースが後を絶ちません。
私どもは、お客様に業界の裏側を知っていただき、冷静に業者選びをして、余計なトラブルに出会わないようにこのページに記載する情報を公開することにしました。
この情報を公に出すことによって、私どもは同業他社から恨みを買うかもしれません。
しかし、悪意のある一部の水道業者によって、善意のお客様がこれ以上納得のできない思いをすることに歯止めをかけなければなりません。
以下のレポートが、水道屋さんを探す必要があるときのひとつの指針となり、皆さまにお役立つことになれば幸いです。
失敗しない水道業者選びのポイント その1
「大がかりな広告宣伝をしている業者には気をつける」
インターネット検索画面を開けば、おびただしいほど水道屋さんの広告があることを知っているでしょう。
検索画面のいちばん上に出てくる業者さんは、莫大な費用をかけていちばん上の広告スペースに掲載しています。
ご自宅でも、ポスト投げ込みや新聞などに定期的にいろいろな業者からチラシが入り込んできます。
大手であればテレビCMを流しているところもありますね。
この広告費というのは年間どのくらいかかるかご存知でしょうか?
なぜこのような話をするのかといいますと、
広告費がかかっているということは、その広告費にかかった分のコストを、修理依頼していただいたお客様から頂かなければならないという疑いのない事実に気づいてほしいからです。
広告費をかけている会社の公式は以下のようになります。
お客様からの売上げ − (広告費総額+会社の人件費・経費・維持費・固定費)
(※ 実際には、上記のほか、フローとしての運営費や会社としての「儲け」が必要になります)
つまり、広告費やその会社の人件費やその他の固定費などをまかなうほどにお客様から売上げなければ、仕組みとして成り立ちません。
そうはいっても、広告費をかければかけるほど、お客さまは集まるのではないか、と考える方もいると思います。
しかし、実情は、商圏が限られているため、市場に限度があります。
この業界のように特定商圏で活動している業態というのは、通常はある一定の時点で広告費とお客様からの需要のバランスが飽和状態になってしまうものなのです。(現在の札幌市内・近郊のように大小おびただしい水道屋さんが乱立している場所ではなおさらです。)
ということは、多大な広告費をかけている会社は、限られたお客様から搾り取る(言い方悪いですが・・)しかないということになります。
それでは次に、それぞれの広告手法にどれだけのコストがかかってくるのか見てみましょう。
スマホやパソコンで検索すると、上位に表示されるのは莫大な広告費をかけた業者
まず、近年主流になっているインターネット広告についてです。
様々な手法がありますが、いちばんメインとなるネット広告というのは、検索すると検索結果画面のいちばん上側に、検索結果とパッと見では区別がつかないような広告がずらり表示されるパターンです。(グーグルでもヤフーでも、検索結果画面の上部分というのは、広告が表示されるスペースになっています)
このタイプの広告は、入札方式でお金をかければかけるだけ検索表示のいちばん上に表示させることができるシステムになっています。
下の画像のように、お金をかけた広告には小さく「スポンサー」マークが表示されますが、並んで検索結果画面に出てくるとなかなか瞬時に判断はしにくいものです。
この方式の広告がネット上ではいちばん主流になっているもので、たくさんの会社がここに莫大な予算をつぎ込んでいるのが現状です。
ですから、検索画面のいちばん上に広告表示されている会社や、いつも広告を出している会社というのは、かなりのコストをかけていることがわかります。
業界によってもこの広告費目安は違いますが、競争の激しい水道の業界では、かなり上位表示するための費用が高騰しています。
ですから、常時この広告欄に掲載されている業者さんは、ひと月に数百万円の費用をかけていることが想像できます。
↑ 上記画像はgoogleとyahooの検索結果。広告欄にはホームページ案内の左上部分に「スポンサー」(お金を払って掲載している広告主の意味)という表記がされます。
チラシ、マグネット広告、テレビCM・・・その広告費はどう回収するのか
チラシを頻繁に配っている業者についても同様です。
チラシというのは、チラシそのものを作るためのコストのほかに、実際に配布したり、新聞に折り込んでもらうコストが余計にかかります。
一般的にこの業界のチラシの反応率は0.01〜0.03%くらいのものです。
つまり1万枚のチラシを配って、1件〜3件の反応(電話での問い合わせだけの場合も含む)があるていどなのが普通です。
それに比べて、チラシを配布するのにかかるコストは、制作代・配布代を合わせて、1万枚で約8万〜12万円ほど必要です。(用紙の大きさや、カラー印刷かどうか、作成枚数などによって変わります)
それを考えると、1件のお客様から最低でも平均3万ほど頂かなければまったくペイしないということになります。
これが一時期たくさんの業者が参入したマグネット広告やシールチラシなどを配布する場合は更にコストが高くなり、ごく普通のチラシに比べ1.5倍~2倍程度になります。
すべてとは言いませんが、一時期札幌市内でも実際にトラブルになっているケースは、大半がこのマグネット広告を配布している業者だった時期があります。
毎月数百万以上の広告費を費やしているのはたやすく想像できますし、当然その広告費をお客さんから回収しなければ商売としては成り立ちませんから、当然といえば当然の流れでしょう。
テレビでのCMを流すなどになると、更にコストはかかります。
放送時間にもよりますが、ゴールデンタイムと呼ばれる7時からの夜の時間帯や、お昼の定番番組の合間などのCM代は高額になります。
放送頻度にもよりますが、年間数千万〜億単位での広告費が必要になります。
札幌市内でも、一部の水道屋さんは、技術力よりも経験よりも、お客様からどれだけ工事代を取れるかだけが社内評価の基準になっているところもあるのです。
大がかりに広告を出せば人目にはつくでしょうし、多大な広告を繰り返し出すことで、見る側も知っている会社ということで安心してしまうのかもしれません。
しかし、このような広告費と回収プロセスを知っていただくことで冷静に判断できることもあるのではないでしょうか
近年の水道業者の傾向 ~ ムリにでも高額請求をしなければいけない理由
近年はまず、自社専属の従業員を抱えていないところが増えてきています。
主体となる会社がある地域に本社を構え(たいていは三大都市圏付近)、別な地域にいる水道業者さんに仕事をまわすということで契約先を探し、多大な広告費をかけてお客さん集めをしていきます。
お客さまからの依頼を本社で受け、それを契約している業者さんに修理対応をさせます。
このような下請け仕事をする業者さんは、やはり仕事の無さに困っていたりすることが多く、定期的・継続的に仕事を貰えるということで契約してしまいます。
これだけであれば、ごく普通のビジネスモデルであり、仕事の少ない技術者と、広告費をかけてでも事業として他の地域に進出したい会社さんとのwin-winな関係であるかのように思えます。
ただ、問題があるのは発生する売上の配分です。
このようなケースでは通常、実際に対応する技術者側にとってはかなり条件の悪い配分になります。
酷い場合には、本社の取り分が75%、対応した業者の取り分は25%などという条件のところもあります。
本社側は広告費が莫大にかかるため、配分割合が多いのはしかたないことですが、結局末端の技術者さん側にしわ寄せがいってしまう構造になっているのです。
もし数千円の売り上げだった場合、その25%の収入だと業者さん側はお伺いした分のガソリン代すら補えない可能性があります。
結果、修理に来られた業者さんが相応の収入を得るためには、全体の売上金額をムリヤリでも高くするということになってしまうのです。
比較サイト・ランキングサイトの罠
もう1点、近年目につく「比較サイト」「ランキングサイト」などと言われるホームページです。
(※ 以下「ホームページ」のことを「サイト」と表現統一させていただきます)
たとえば、水道業者を探そうと検索すると、「評判の良い水道業者ランキング」などというサイトが出てくることがあります。
このようなランキングサイトを見て依頼をした結果、手痛い思いをした方も多いのではないでしょうか。
このようなランキングをおこなっているサイトは大半が、制作会社が掲載されたい業者から広告費を徴収して、「ランキング上位」に記載しているというカラクリがあります。
(実際に、弊社にもこのようなランキングサイトに掲載しませんか、というような営業が頻繁に来ます。当然すべてお断りしていますが、かなりの広告費が必要なようです)
最近の傾向として、このような比較をした構造のサイトがgoogleなどの検索結果の上位に来やすいこともあり、広告制作会社がかなり力を入れています。
ですから水道業にかかわらず、このようなランキングサイトは、必ずサイトの作り手の意図があるわけです。
世の中には様々な比較サイトが溢れていますが、例えば生命保険の比較サイトや、クレジットカードの比較サイトなどもあります。
そのサイトを見た人が、生命保険の資料請求をしたり、クレジットカードの申し込みをすると、サイトの制作者に紹介料としてバックマージンが入る仕組みになっています。(これをアフィリエイトといいます)
そのため、物販や契約、資料請求などができる比較サイトでは、バックマージンの額が多いほど「評判の良い○○」「信用できる〇〇」のようなランキングの上位に表示されることになります。
ですから、すべての比較サイト・ランキングサイトが信用できないといっているわけではありませんが、ほとんどが意図的につくられたものだということは間違いないでしょう。
失敗しない水道業者選びのポイント その2
「極端に安い金額を提示している業者には気をつける」
ポイントその1にも通じる話ですが、多くの水道業者は本来必要な修理代金より不当に低い金額を提示してお客様を集めようとします。
仮に、「トイレつまりは¥3000!」ということでの広告を見て依頼したところで、その金額でおさまることはまずありません。
たいていは、「出張費が別途かかります。」とか「基本料金内でおさまらない作業なので」とか「このタイプの器具なら別途加算になります」などと様々な理由をつけて金額は上がっていきます。
(広告に小さな字で、「出張料は別途必要・・・」などと書かれていることも多いですよね・・)
場合によっては、たいした作業もせずに、簡易的な作業では終わらない内容とのことで、どんどん大がかりな工事をする話に広がってくることもあります。
これはある意味当たり前ともいえることです。
前述のとおり、このような水道業者は多大な広告費を回収していかなければなりません。
業者によっては、かなりキツイ売上げノルマがあり、それをクリアしなければならないため、お客様宅でひたすら営業マンモードになるということもあります。
万が一、数千円の売上げで会社に戻れば、怒鳴られ、なじられ、給料カットというような会社も実際にあるものです。
ポイント1を理解していただいた方にはおわかりだと思いますが、広告を見たときには「ホントにこの金額で成り立つ商売なのだろうか・・・? 」という視点でご自身で考えていただきたいと思います。
ただ安いというだけで飛びついた広告が、思わぬトラブルの入り口だったということもお客様より頻繁に聞く話です。
失敗しない水道業者選びのポイント その3
「飛び込み営業をしたり、頻繁に顔を見せに来る業者には気をつける」
一戸建ての住宅を中心に、「排水が汚れている」、「水質が悪いので調査している」などの理由をつけて営業まわりをする業者がいます。
このような飛び込み的な挨拶まわり(と称した営業活動ですが・・・)をしている業者に、真っ当なところはないと思ったほうが良いでしょう。
「この付近の水質が悪いとのことで、地域調査をお願いされていました。少し蛇口の水の出を確認させていただけないでしょうか?」
「すぐ近くで工事があったので、ご近所様にご挨拶にまわっております。騒音などでご迷惑かけてしまうお詫びに、排水の清掃をサービスでいたしますよ。」
などと言葉巧みに室内に入り込み、あれが悪いこれが悪いと悪徳リフォーム業者に変身したり、高額な浄水器やサビ水を抑える(という触れ込みの)怪しい機材を取り付けられたりします。
今も昔もよくあるのは、排水の洗浄を相場よりかなり安価でおこない、少しでも劣化気味の箇所を見つけると、「今すぐ工事しないと大変なことになる」「今ならお安く工事できる」などと不安を煽りながら工事を決定させようとする手法です。
敷地内に入り込むために安価なサービスをきっかけにして入り込み、目的としている大きな工事をさせようとするのです。
ちなみに、一戸建てを狙うことが多いのは、やはり「持ち家」だろうという算段があるからです。
アパート・マンションでは水道業者のふりをした浄水器などの営業が多いようです。
もうひとつ、一度取引した業者が頻繁にお客様宅に顔を見せにくるという場合も少し注意が必要です。
当然、純粋に業者さんと仲良くなり、頻繁にお客様宅に訪れるということもありえます。
しかし、ほとんどの場合は、「このお客はもう少し売上げになるかもしれない・・・」と業者側に見られている場合が多いのです。
「以前に伺ったときには、まだまだ売上げが上がるネタがありそうだった」
「俺の営業トークで、もう少し工事を引っ張れそうだぞ・・・」
「あのお客は、時間をかけて押せば思うとおりの展開になりそうだ・・・」
などと考える業者が多いのも事実です。
(よく摘発される悪徳リフォーム業者はこのパターンで、少しずつ時間をかけて作業代を数百万と搾り取っていくことが多いようです。)
失敗しない水道業者選びのポイント その4
「地元に密着した、顔の見える業者さんを選ぶ」
当然のことですが、地元に密着して活動している水道屋さんというのは、悪質な業者が少ないです。
(やはり、地元にいられなくなるようなトラブルは避けたいからでしょう・・・)
その中でも、特筆しなければならない部分は、
- 地元に本社があること
- 社長や代表者、スタッフなどの顔が見えること
という2点に留意いただきたいと思います。
まず、地元に本社があること。
これは、ほんとうに地元の会社なのかどうかということです。
全国展開している会社は、地方で業績の悪化があれば、当然地方の支店や営業所を閉鎖します。
つまり、何かあった場合にクレームなどのアフターフォローが受けられなくなってしまう危険性があります。
(実は、これは昔からよく聞かれる事例なのです・・・)
しかし、地元に本社がある場合には、業績悪化などの場合にも最後まで営業は続けることが普通です。
さらにいえば、本来の地元業者でない場合、非常に金銭的・技術的な面でお客さまとのトラブルになる傾向が多いものです。
通常、全国展開をしている会社というのは、営利第一の視点から各地域で営業をおこないます。
十分な売上が見込めなければ、その地域は閉鎖して、別な地域に営業所を構えるわけです。
場合によっては短期間の技術研修でスタッフを用意し、徹底的に売上を上げるノルマをスタッフに義務づけている全国展開会社さんもいるのです。
その結果、素人に毛の生えたような技術スタッフが、何だかんだと理由を付けて高額な作業料金を請求するというトラブル事例が後を絶たないということになります。
もうひとつ重要なことは、広告やホームページなどで社長や代表者やスタッフの顔が見える会社であることです。
ほんとうは、誰だって不特定多数の他人の前で、自分の顔を見せるということは気恥ずかしくて嫌なものです。
しかし、この顔を出すというのは、「絶対に世間に顔向けできないことはしない」「真剣に、真面目に、一生懸命に仕事に取り組む」「万が一、何かお客さまとの間にトラブルがあったとしても、逃げも隠れもしない」という決意の表れです。
裏を返せば、顔が見えない業者というのは、「何かあったときの保身のため」という潜在的な防御意識があるということで、この決意がない表れだと思っております。
失敗しない水道業者選びのポイント その5
「水道局指定工事業者が良いとは限らない」
この項目は、非常にお話しにくい部分です。
なぜなら、「水道局指定工事業者が良いとは限らない」といいつつ、当社も水道局指定工事業者のうちの1社だからです。(ついでに、下水道局指定の排水の指定業者でもあります。。。)
なので、誤解がないように詳しく説明させていただきます。
「ウチは水道局指定工事業者だから・・・」という言葉を聞いて、その地域の水道局からお墨付きをもらった優良な水道屋さんというイメージをお持ちになる方もいらっしゃると思います。
しかし、実態は特定の試験(ペーパーテスト)に合格すれば資格が所持でき、それをもとに指定業者になることができるというシステムです。
カンタンに言えば、「水道局指定工事業者になれば、水道局の管轄の作業に参加する権利がある」という定義になり、それ以上でもそれ以下でもありません。
(ちなみに、漏水していた場合の水道料金の免額手続きは、指定業者でなければできません。また、厳密にいえば、水抜栓や配管の経路・材質を換えるなどの改造工事は指定工事業者でしかできないことになっています。修理専門業者としての利点はこのくらいでしょうか・・・)
それでは、その特定試験はかなり難しいもので、よほど優秀で経験を積んでいる人でなければ簡単には合格できないのではないかと思われるでしょうか?
残念ですが、答えは、「NO」です。
国家資格ではありますが合格率は高く、テストは選択問題がすべてのため、それほど努力をしなくても合格してしまいます。
要領よく勉強すれば、2週間以内の勉強期間で受かってしまう程度の資格です。
誤解をしてほしくないのは、指定工事業者は問題だということではありません。
その水道屋さんが水道局指定工事業者だとしても、それだけで信用できる業者さんかどうかは誰にもわからないということを言いたいのです。
以前、私どもにご依頼いただいたひとり暮らしのおばあさんが、
「前に頼んだ別な水道屋さんが、水道局指定業者さんだと思って安心しておまかせしたのに、どんどん大がかりな工事を進められ、後からすごい高額な修理代を請求されてしまった・・・」
と、涙ながらにお話されていたことが頭から離れません。
このような話を公開することで危惧したのは、「水道局指定工事業者はダメなんだ・・・」と誤解を生んでしまわないかということです。
何度も繰り返すように、指定業者の中にも、いろいろな価値観で仕事をする業者さんがいるということです。
何もない無資格の水道屋さんよりも、有資格者(特定の試験合格者)のいる水道局指定工事業者さんのほうが良い水道屋さんの可能性は高いとは思います。
ただ、「ウチは水道局の指定業者だから安心!」という言葉を鵜呑みにするのは危険なことだとも認識したうえで信用できそうな業者選びをしてほしいです。
(そういえば、定期的に摘発される水道業者の中でも、指定工事業者さんは多々あります。その肩書きでお客様を信用させているのでしょうね・・・)
以上、長々と書いたレポートですが、お読みになっていかがでしたでしょうか?
この情報を公開した背景としては、やはり、日常的にお仕事上で関わりあうお客様から聞き出した、一部の悪意ある業者とのトラブルの中での悲痛な思いや、業者選びの基準を知らないがための失敗など、私たちが思ってもいなかったほどに多くのトラブルがあるということに気づかされたことがきっかけでした。
私自身、独立までに何社もの水道業の会社を渡り歩いてきましたし、その過程でたくさんの同業他社と知り合ってもきました。
当社のスタッフも皆、同じように多くの業者間を渡ってきた者ばかりです。
皆同じように感じていたのは、業界全体の不明瞭さや、お客様とのトラブルが多い業界性質の問題点でした。
このレポートでは、お客様からの情報、そして業界を多く見てきた自分たちだからこそ皆さまにお伝えできる業界の裏情報です。
もしものときは、このような視点で業者選びをしていただくことで、不必要なトラブルに出会わなくなる方がひとりでも多くいらっしゃれば、この文章も、被害に遭われた方々の経験も無駄ではなくなるのだと思います。
最後になりますが、当レポートを作成するにあたり、貴重な失敗経験や情報をいただいた方々に心より感謝申し上げます。