お風呂に付いているシャワー蛇口が壊れて操作ができないということで、修理のご依頼をいただいた案件です。

こちらのお客さま宅では、２ハンドルのシャワー水栓（水とお湯の操作ハンドルが別々なタイプ）をお使いになっていました。

このシャワー蛇口の中心に設置されている切替のためのレバー操作が効かず、吐水口とシャワーの変更ができない状態になってしまっていました。

このような場合、切替部の部品の故障の可能性と、蛇口そのものの金具内部での削れなどによる劣化の可能性があり、それによって対処が違ってきます。

部品の故障の場合には、新たな部品を交換することで症状は改善します。
ただし、蛇口本体側に異常がある場合には部分的な修理ではおさまりません。

蛇口も金属製品なので経年劣化などにより内側の金属が削れたり、部品を組み込む付近の溝が摩耗したりしてしまうと、一部の部品取り替えだけでは対応しきれないこともあります。
このような原因の場合には、蛇口そのものを交換する必要が出てきます。

このあたりの判断は極端に古い蛇口でなければ、外観から判断できません。
（耐用年数をはるかに超えた蛇口や、部品がすでに製造されていないモデルの場合は無条件に蛇口本体ごとの交換をお勧めすることはございます）

今回は使用年数10年ほどのシャワー水栓だったため、切替部分の部品を新品のものに取り換えることで修理可能でした。
お使いのメーカー・型式により使用する部品は違いますが、２ハンドルタイプの切替部品交換は、作業費含めた総額で￥１５０００前後になるモデルが多いです。
（温度調整機能が付いたサーモスタット式の部品交換は若干割高になる傾向があります）

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