水道管の立上がり箇所から水の音が聞こえる


木造アパートの車庫スペースに立ち上がっている水道管の根元部付近から、水の流れるような音がずっと止まらないということで、漏水の調査と修理をご依頼された事例です。

水を使っていないのにもかかわらず常に水の流れるような音が聞こえていたり、水道局の検針のときに元栓(水抜き栓)からの漏水を指摘される場合には、水道の元栓が設置されている箇所の地中深くで地下漏水が起こることがほとんどです。

この水抜き栓というのは、地中の埋設部分が凍ってしまわないように凍結震度よりも深くに埋められているものです。
室内の場合には1.3~1.5mほど長い器具を使用されていることが多く、床面から1mほど深くに漏水している箇所があるため、目に見えて水漏れはなくても水の動く音だけが響くという症状になりがちです。

このような場合、水道の元栓本体損傷がなければ内部のパッキン交換や部品交換で症状改善することが可能になります。

床上に取り外し箇所のナット部分が見えていれば、30分程度の作業時間で完了できることがほとんどです。

内部パッキンの取り替えが可能なモデルであれば、¥9000~からの修理料金になります。
ただし、作業が厄介な狭い箇所や、他の器具や配管などが邪魔している箇所、床下に入らなければいけない構造や、延長用の操作部材が取り付いているケースでは、上記金額に加算になることがあります。

今回の事例では、1階の車庫からロット棒を延長させる構造になっており、延長部材の取り外し作業が別途必要だったため、総額¥10000の修理料金となっています。

また、冬季間の積雪時に、修理時の止水のために必要な地面設置の水道メーター箇所が不明な場合、除雪やメーター探しのための別途費用が必要になります。

今回のような地中への地下漏水の場合、水道料金が高額になることもありますが、弊社のような水道局指定工事店であれば、修理後に水道料金の引き下げのため免額申請を水道局へ提出することができます。


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