一時期からトイレのタンクにたまる水のスピードが遅くなり、時間とともにどんどん水の供給量が減っていき、とうとうほとんど水が出なくなっているということで修理のご依頼をいただいた事例です。
お伺いすると、かなり築年数の古いアパートで、トイレの供給水が細くチョロチョロとしか出ず、一度使用するとトイレタンクに水がたまりきるまでに20分ほどかかるとのことでした。
このような場合、水道の供給ラインで詰まりが起こってしまい、水の経路が塞がり気味になっている可能性が高くなります。
昔ながらの古い鉄配管を水道管として使っている場合、経年劣化で管内に錆がたまることで今回のような症状が起こります。
鉄配管内部での錆詰まりの場合には簡易的な除去はできないため、かなり大掛かりな工事が必要となるケースが多いのですが、今回はトイレ給水の構造で分解しやすい部分で錆詰まりがある可能性が高かったため、配管を部分的に取り外して確認することになりました。
分解してみると内部には赤錆がたまって塊になっており、それらを時間をかけて除去したり洗い流すことで水を経路の詰まりを解消することができました。
根本的な原因は水道配管そのものの劣化での錆が原因ですので、いずれまた再発することは考えられますが、ストレーナといわれる錆やゴミを清掃するようなつくりになっている部分での水道管詰まりの場合には、今回のように簡易的な分解と清掃作業で改善させることができることもあります。
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