お住まいの壁に小物をぶら下げるためにネジ（ビス）を打ったら、途端に水の漏れる音がしはじめ、床付近から水が染み出してきたという水道のトラブルでお伺いした事例です。

古い建物で建築時の配管のままであれば、金属製の水道管になっていますので、あまりこのようなケースはありません。
しかし、わりと新しい建物になると、水道管が細いポリエチレン管（プラスチック管・樹脂管）を使用していることが多くなります。
壁などにビスをねじ込もうとしたときに、壁裏を通っている水道管に気づかずに穴をあけてしまうということが、ごくまれにあるものです。
金属配管では硬く丈夫なため、すぐに何かがあると気づくのですが、樹脂の配管の場合は柔らかく、気づかないままにビスがねじこまれてしまうことがあります。

水道管内に通る水は圧力がかかっていますので、小さな穴でも勢いよく水が出てくることがあります。
今回のようなケースでは、損傷個所前後を露出させなければ修理することができませんので、必然的に付近の壁を解体していくことになってしまいます。

今回は穴があいている箇所を一度切断し、部分的に新しい配管を繋ぎなおして水漏れを止めることができました。
解体した壁の石膏ボードや壁紙を補修し、即日修理完了。
今回の修理費総額は￥３５０００となりました。

壁内の配管修理は割高になってしまいますので、このようなケースには十分ご注意ください。

当ページ記載情報の注意事項

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