トイレの水を流したあと、トイレ床面から水が染み出してくるということで、お客さまからいただいたご相談です。
トイレの床に定期的に水が漏れる場合、いくつかのパターンがあります。
ウォシュレット、シャワートイレなどの洗浄便座を使用した後に床に水漏れする場合には、洗浄便座本体からの水漏れ原因の可能性が高く、便座そのものを交換するか、製造メーカーのメンテナンスで修理をおこなうことになります。
(洗浄便座の水漏れ修理は電化製品と同じ扱いのため内部修理はメーカーでの対応となります)
洗浄便座を使用していなくても、トイレの水を流すとその都度床に水漏れが確認される場合にはトイレタンク付近の部品劣化の可能性や、便器の床設置面の接続部材が劣化している可能性とがあります。
また、トイレを使用しなくても常時床に水が溜まる場合には、上水道管の漏水が考えられますし、同様の場合でもトイレの陶器部分まわりに水滴が付着している場合には結露原因というケースもあります。
(気密性の良い近年の戸建て住宅や、RCマンションなどの場合には構造的な問題で、夏場や冬の時期にこのような結露が起こることがあります。)
今回の事例では、経年劣化により便器が床にきちんと設置されきれず、ガタつきが出てしまいその隙間からトイレ水を流すたびに染み出していたようです。
トイレをいちど取り外し、接続部付近の部材を取り替え修理完了しています。
便器やトイレタンクの脱着を伴う部品交換は総額で、¥25000~+部材費(形状や交換部材により変動あります。今回の事例では部材費¥3000でした)となります。
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