洗面の水を流すと、洗面化粧台下の排水器具からポタポタ水漏れしてくるということで修理のご依頼をいただいた事例です。

状況を見させていただくと、プラスチック製の排水器具（排水トラップ）に負荷がかかっていたようで、固定部分が抜けかけてしまっていて、その隙間から水漏れを起こしていたことがわかりました。

ごく一般的な洗面排水器具は、稼働するいくつもの部品をプラスチックのナットを使って締めこむように固定しています。
材質としても頑丈なものではなく、ぶつかったり力をかけたりすることで負荷がかかりやすいものです。

洗面台の下にかなり多量の荷物を入れているご家庭も多いのですが、あまり多くのものを詰め込みすぎると、その荷物に押されてパイプが抜けかかったり、トラップ自体がおかしな方向に力がかかって破損したりするケースもありますので、注意が必要です。

今回の事例でも同様の環境で、予備の洗剤などを多量に押し込んでいたことでパイプ部分まで押し付けられ、水漏れにつながったようです。
幸いにも部品の破損などは無かったため、付近の排水器具をいちどキレイに取り外し、角度や差し込み寸法に配慮して再度取り付けしなおして完了となりました。

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