
写真のような古いタイプの水抜き栓(水道の元栓)で漏水があるということで修理に伺った事例です。
水抜き栓が経年劣化して内部のパッキンが悪くなると、どこも水を使用していないのに水の流れるような音が響く症状になります。
さらに写真のような旧型モデル(札幌市Ⅱ型水抜き栓といわれ、手回しハンドルの下の本体金属部分が白っぽいもの)については、漏水が続くともともと空いている小さな穴から水が細く噴き出すトラブルにつながります。
通常このような場合には、水抜き栓の中の数カ所のパッキン交換をすることで修理できることが大半ですが、この古いモデルの場合だけは例外となってしまいます。
今回の旧型タイプの水抜栓は、すでに適合するパッキンが製造されなくなってしまったため、ピストンという割高な部品ごと交換が必要になってきます。
(同じ似たような手回しハンドルでも、金属部分が銀色のステンレス製のタイプは札幌市4型と言われ、3カ所ほどのパッキン交換だけで漏水修理できます)
また、このモデルをお使いの場合は、すでに45年以上の使用年数となりますので、水抜き栓器具の寿命になってしまっている時期になります。
場合によっては、土に埋まっている金属部分で腐って破損する可能性のある年式ですので、部分的な修理ができず大がかりな工事になってしまうこともありえるモデルです。
今回は部分的なピストン部品のみの交換で漏水修理は完了でき、部材費・作業費含めた費用総額は¥18000となりました。
(積雪時は水道メーターボックス位置によっては除雪作業費などが別途必要なお住まいの構造もあります)
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