騙されないための水道業界の料金相場と部材費


水道工事・水道修理にかかわるトラブル事例

※朝日新聞デジタルより記事画像転記
※読売新聞オンラインより記事画像転記

定期的に全国で、緊急の水道工事や修理を依頼したことにより、法外な金額を請求される事例が繰り返し報道されています。

「レスキュー商法」などと言われますが、緊急でお困りの方に、さも良心的で安価なサービスと勘違いさせて作業をし、そして作業完了後に多大な料金を吹っ掛けるという手口です。
ニュースに出るのは氷山の一角にすぎず、泣き寝入りしている方々はたくさんいます。

このような業者さんにはパターンがあり、各新聞社の記事の中でも指摘されていますが、
・マグネット広告やシールチラシの他、広告にかなりの費用をかけている
・広告で作業費が異常なくらい安く提示されている(極端な場合は数百円から。高くても5~6千円という金額帯で表示)
という傾向があるようです。

業者によっては、相場より相当高くとも作業前に金額を提示するところもあります。
たいていの場合は、あれこれ様々な理由をつけて広告で記載されていた安価な額をはるかに上回る金額提示をされてしまいますが、それでも高いと思うのであればその時点でお断りすれば良いだけです。

問題になるのは金額提示がないままに作業だけ終わらせて、その後高額な費用を請求されるケースです。

広告上に記載された金額とはあまりにかけ離れていて、尚且つ事前に説明ないまま突然請求された場合には、その場で支払いはしないようにしましょう。

このようなトラブルに巻き込まれてしまった場合、まずは地域の消費者センターなどに連絡して判断を仰ぐようにしてください。

悪徳な業者は現金での支払い要求や、その場で自分たちの有利な環境に持ち込もうとしてきます。
高圧的な態度で迫られたからといって、その場で支払いをしたり、納得いかない工事の契約を追認(取り消すことができる行為をもう取り消さないものとして、契約を確定的に有効なものとすること)するような行為がないようにしましょう。

あまりにも激しいトラブルになりそうだったり、恐怖や身の危険を感じたりする場合には、警察にご連絡するのもひとつです。
本来であれば、警察の方々は民事不介入なのですが、あまりに不当な高額請求などの場合は、それ以上の事件にならないように二者のあいだをとりもってくれますし、客観的な立場から今後の対処の助言してくれることもあるでしょう。

いちばん厄介なのは、安価な修理を予定していたはずが、作業の流れで途中からどんどん理由をつけて大がかりな工事になっていき、気づくと予想もしていなかった金額になるというパターンです。

これが今主流になっているボッタくり手法なのですが、なかなか判断が難しいケースがあります。

それは、どれだけ良識をもってやっている業者さんでも、一定率想像しなかった追加作業が発生することがあるからです。

悪質業者特有のパターンなのかどうかは、途中で中断したり、お断りしたときに業者側がどのような対応になるかで判断していくしかありません。

たとえば、悪意のある業者であれば、売上を上げることが最優先目的ですので、思い通りの話の流れにならなかった場合、次のような態度や発言になります。

・「今後どうなっても知りませんよ」「今すぐ取りかからないと大変なことになりますよ」など、暗に脅しのように不安を煽ってくる

・検討する、他にも相談してみるなどと伝えると、不満げに「他の業者でも同じですよ」「他には方法はないですよ」などとそのまま作業を継続するように迫ってくる

・途中の時点で作業終了するなら、中断時点までの作業費用はマトモにかかってくると言い出す(※良心的な業者さんであれば、たとえ途中までの最低限の作業費は必要になっても、症状改善しない場合には正規料金より値引いた金額になることが普通です)

・さらに、「今の中途半端な時点で作業をやめても、費用はこのくらいかかってしまうから、最後まで作業完了させたほうが得だ」というような説得がはじまる

・場合によっては、突然提示金額が安くなる

・意図した方向に話がまとまらないと、あきらかに不機嫌な対応になる

悪徳な業者には必ずノルマのようなものがあります。
会社からノルマの数字を与えられている場合と、一定額以上稼がないと自分にとってのマトモな実入りにならないケースがあり、どちらにしろ可能なかぎり大きな金額を支払ってもらうことが最大の優先事項になってきます。

そのため、期待した方向に話が進まない場合、なんとか工事を進めて売り上げをあげたいと躍起になります。
脅し気味の言葉が出たり、少しでも売上にするために突如料金が安くなったり、それ以上のお金を渋るならもうお客ではないとばかりに冷たい態度になったり。
対応や言葉はその悪徳作業スタッフにより違いますが、根本的なスタンスとして、「いかに今スグ少しでも多く売上を上げていくか」ということを考えているものです。

今回紹介した追加工事でどんどん高額な作業費になるパターンのほかにも、あれが悪い、これも取替えないと・・・など次々工事を勧めてくる手法などもあります。

ニュースにまで出るのはかなりの派手な悪質さがある場合や、逮捕などに至った場合だけですが、このような話は現実的に札幌市内でも頻繁に耳にするトラブルです。

専門知識が少ない一般のお客さまにとって、水道業者の料金が適正な範囲なのか、適正ではない法外な金額なのか、なかなか判断が難しい場合があることでしょう。

こちらのページでは、ごく一般的な修理内容・工事内容にかかる費用を、材料費などの部材代と、それ以外の作業費(技術料や出張費など)に分けて記載していきます。

札幌の地元業者として20年以上(業界経験としては30年弱)の経験と、その中で関わりを築いた同業他社さんの意見なども取り入れた、札幌市内の水道業界相場となっています。

当然ですが、各水道業者によって多少の料金設定の違いはあります。

それぞれの業者さんによって事業を維持するための費用も違いますし、人件費や移動に使うガソリン代も、材料費用も年々上昇していきます。
私たちは、作業に対する技術料の部分でしか、事業を維持することも、生計を立ていくこともできませんから、その環境の中でそれぞれで金額設定を独自に考えていかなければならない部分があります。

ですから、明示された金額より2~3割高かったからといって、「ぼったくりだ」とはいえないでしょう。

意図していることは、相場より5~10倍の請求をされたなど、あまりに規模の違う金額帯を、言われるがままに払ってしまうなどのトラブルを防ぐための指針です。

「不透明でわかりにくい」、「ハッキリした価格帯がわからない」といわれる業界だからこそ、目安となる基準が必要だと考え、公開させていただいております。

とくに、緊急を要する【トイレつまり】【水栓が閉じなくなり水が出っ放しになる】【配管から水が噴き出す】などのケースは、お客さまも焦ってしまい、急いで目についた業者に依頼をした結果、トラブルに巻き込まれることが多い内容です。
これらの内容を中心に順に詳細な解説も含めてご案内していきます。


トイレの詰まりの常識的な料金範囲

※記載の部材費+作業費でお考えください

内容部材費(材料費)作業費(技術料・出張費・諸経費など)
トイレつまり(簡易作業)¥0~1000程度¥8000程度
トイレつまり(トイレ取外し)数千円程度¥20000~25000前後
外マス詰まりでトイレの流れが悪い場合数千円かかる場合もあり¥25000~50000(冬季以外の場合)

トイレの詰まりは、症状によっておもに3つのパターンがあります。

この場合はトイレを使用した直後(いっぺんに流しすぎたかも・・と思われるふしがあることが多いです)に、便器の水位が上がってきてしまい、その水位がなかなか引いていかないのが特徴です。
便器に細かくなった多量のペーパーが浮き上がることもあり、数分~数十分かけて水位が下がることがあります。
よほど尋常ではない詰まりでなければ、10~20分程度の軽作業で改善できることが大半です。
詰まっているものを溶かして柔らかくするための業務用の薬剤などを使用するケースもあります。
この場合の費用は ¥8000 前後程度が相場になります。

トイレ使用中にうっかり他のものを落としてしまい、それに気づかずに水を流してしまって、異物が便器の奥で引っかかってしまうことがあります。
排水に流してはいけないものは、原則トイレを取り外して、落ちている異物を取り除くことになります。


よくありがちなのは、ナプキンなどの生理用品、紙オムツ、トイレ用芳香剤のキャップやカバー、小さなお子さんがおもちゃを流してしまった、などが多いです。
今はスマホの普及でサイズが大きめに変わりましたが、以前はコンパクトな折りたたみ型の携帯電話を落とすなどのトラブルも多かった時期があります。

このような場合、通常はトイレタンク、便座、便器と順番にそれぞれ外していく流れになります。
トイレの取外しは、お使いの形状や状況によって、金額も交換部材も様々です。
ほとんどの場合、いちどトイレを取り外すと、再度設置するときにいくつかの部材は新しいものにしなければ、その後水漏れトラブルにつながる可能性があります。
どこまでの交換部材費がかかるかは、そのトイレごとによっても違いますし、古いものか新しいものかによっても違ってきます。
古いトイレですと固定金属部分がサビついてしまっていて、すんなりと外せずに電動工具などで切断しなければいけなかったり、新しいモデルでも分割できないトイレなどでかなり重量があり、取外しが大変なケースもあります。

費用設定は業者によってまちまちですし、トイレの取外し費用が多少安めだったとしても、それにトイレつまり基本料金(たとえば上記の簡易作業¥8000)が加算になるような金額算出方法の業者さんもいます。

ケースバイケースで追加の部材費が変わることもありますが、最終的なトータルの支払い総額が¥3万以内でおさまれば、妥当な範囲だと思って良いのではないでしょうか。

外の排水管・排水マス(敷地内のマンホール)などで詰まっている場合も、トイレの水の流れが悪くなります。
症状としては、トイレを使うと便器の中の水位が上がり、目に見えてそれがゆっくり引いていきます。
便器内で詰まっているとなかなか水位は下がりませんが、外部の排水の異常の場合は詰まっているというよりも、流れがおかしいというような状態になります。

多い兆候としては、便器の中の水位がいつもよりも下がりゴボゴボとゲップをする、水はゆっくり流れていくけれどペーパーなどは残る、などの症状が見えることがあります。

このような場合にはトイレの詰まりではないため、お客さま自身でトイレのつまり修理道具を使って一生懸命頑張っても、ほぼ良くなることはありません。


トイレというのは多めの水量を一気に流す構造になっています。
外の排水管で詰まりがあった場合に、室内のトイレから一気に排出する水量と、外の排水管内に溜まっている汚水がぶつかり、症状が目立ってしまうだけのことで、俗にいう「トイレつまり」ではないため、トイレの便器内詰まりとはまったく違う規模の修理作業になってしまいます。
(トイレ自体では詰まりがなくても、外の排水管で詰まっている箇所がトイレから近い位置であると、顕著におかしな流れの症状が出やすくなります。)

このような外部つまりなどのケースでは、地中の排水管やマスの中を清掃していく作業になります。
たいていは高圧洗浄機といわれる機械を使用し、機械で高めた水圧の勢いで汚物を掻き出して排水管内をキレイにしていきます。
ひと昔前には4~6万といわれていたこの高圧洗浄作業も、近年では安価でおこなう業者が増えてきているため、詰まっている状態で業者に依頼した場合には、¥2.5~5万程度の幅でおさまることが多いでしょう。

※詰まりが発生していない場合には定期清掃という扱いで、もう少し安価で清掃してくれる業者さんはいます。

詰まっている距離や度合いなどにより、1時間かからずに終わる場合もあれば、3時間以上かかる場合もありますし、同じ業者さんでもその症状によって変わることもありえます。
また、外の作業のため、積雪のある冬期間は非常にたいへんで、雪や凍っている地盤を掘ってマスや経路を探すことから始まります。
通常は何カ所もマスを見つけて作業しなければいけないため、雪のないときに比べ何倍もの労力と時間がかかってしまいます。
積雪時の外の排水つまりは、相当な費用を覚悟する必要があるでしょう。

混合水栓の修理・交換の常識的な料金範囲

※記載の部材費+作業費でお考えください

内容部材費(材料費)作業費(技術料・出張費・諸経費など)
カートリッジや切替部の部品交換数千円~1万3千円程度¥8000~12000程度
壁出し型シングルレバー
混合水栓交換
本体定価×70%程度¥8000~12000程度
台所ワンホール型
シングルレバー混合水栓交換
本体定価×70%程度¥12000~15000程度
台所2ホール・デッキ型
シングルレバー混合水栓交換
本体定価×70%程度¥20000~30000程度
浴室サーモスタット式
シャワー混合水栓交換
本体定価×70%程度¥9000~12000程度
各形状の写真と定価は以下をご覧ください(KVKの主流モデルをご紹介しています) 
使用する水栓例として提示しているもので、各業者により扱う製品は違います。
それぞれの定価×70%に作業費(上記料金表の右欄に記載)を加えると適正目安料金前後になります
※以下の写真は2024年度のKVKサイト情報より転記 製品価格は都度変動あることが考えられます
↑ 壁出し型シングルレバー水栓(キッチン用)
↑ 台所ワンホール型シングルレバー水栓

↑ 台所2ホール・デッキ型シングルレバー水栓
↑ 浴室サーモスタット式シャワー水栓

近年ごく一般的になっているシングルレバーの混合水栓や、お風呂などに使用されるサーモスタット(温度調整バルブ)混合水栓では、中に入っている部品の故障によって操作ができなくなり、まったく水が止まらなくなったり、逆に水が出なくなることがあります。

レバー式やサーモ式の混合水栓の場合、部分的に普通のパッキンで取り替えられる箇所はありますが、水が止まらないなどの症状の場合はほぼ内部の部品取替えが必要になります。

レバーを上げ下げして操作するタイプの場合はカートリッジという部品、サーモスタットの浴室シャワー水栓などの場合は切替弁(切替バルブ)などです。

製造メーカーでは水栓の耐用年数は10年程度と考えて製品をつくっていますが、現実的には15~20年ほど使用できるものが多いようです。
製品化されたものですので、当たりはずれというか、予定外に早く故障することもあれば、かなり長持ちすることもあります。
当然使用頻度や使い方などにも影響されます。

中の部品は、水栓の型によってそれぞれ違い、適合する部品が製造中止になると応急処置なども難しいケースが多いため、あまり古いものだと無条件に水栓自体を交換になりますし、かなり年数が経過してると費用をかけてまで部分的に修理するべきか悩む場合もあります。

また、部分的な部品交換の場合、100%症状が改善するわけではないですし、状況によっては部品の交換が難しいというケースもあります。
水栓本体の金属削れや変形などがあると、新しい部品を設置しても症状が改善しないこともごくまれにあります。
古くなり水アカの固着や金属疲労なども相まって、分解したい箇所が外れず、ムリに力をかけると別な箇所の金属が歪んだり、別な箇所が破損してしまうなどということも考えられます。

目安として、15年未満程度までの水栓であれば修理しても良いでしょうし、それを超えるようなら本体交換を考えたほうが、後々まで安心して使用できると思われます。
せっかく費用をかけて修理しても、また時間とともに別な箇所で故障して、追加で部品交換になってしまうと、トータルで考えれば水栓本体を取り替える費用と変わらなくなってしまうからです。

部品もそれぞれ金額が違いますが、数千円~1万数千円まで幅広くあります。
それに取替えのための工費などを含めると、1.5~2万程度の総額になることも多いため、お使いの水栓があとどのくらい使用できそうな年数なのかも含めて考える必要があります。

どこの水道業者さんも傾向は似ていますが、部品というのはあまり安く仕入れることができません。
それに対し、水栓本体であれば定価をかなり下回る金額で入れることができるものです。

例えば、部品の仕入れ率は定価の85~90%くらい。
ほぼ定価に近い金額です。
対して水栓本体は、60~65%くらい。
業者さんによっては、半額近くで仕入れられる商品を持っていることもあります。

当然その仕入れ額そのままでお客さまに出すわけではありませんが、水栓本体の取替えをするほうが、定価に対して値引くことができる割合が大きくなります。

ですから、一部分の部品だけを交換の場合は、部品定価+作業工費になる傾向がありますし、水栓本体の交換の場合は、水栓本体金額×決まった掛け率(たとえば70%など)+作業工費のようになることが多いでしょう。
(※同じ業者でも水栓の種類によって仕入れ率が一律ではないこともあります)

ただ実際には予算の都合もあるでしょうし、可能なかぎりお客さまの希望に沿った対応を試すのが一般的だと思われます。

数ある水道業者さんの中には、面倒だという理由で部分的な修理を嫌がる業者、そもそもあまり知識がなく部分的な修理はできない業者、できるだけ大きな金額を売上げるために水栓本体交換しかしない業者などが実際にあるものですのでお気をつけください。

水道管からの水もれの場合、それが配管そのものからなのか、配管途中の器具などからなのかによって対処も金額もまったく違ってしまいます。

ですから、一概にこのくらいの料金、というようには言えない部分があります。
このではごく一般的な金額帯幅だけを記載させていただきます。

まず、札幌市内の一般住宅で使用される水道管は、おもに3種類、鉄製配管・銅配管・ポリ配管です。

↑ 年数の経過した建物で使われる頻度の多い鉄製配管

鉄製の水道管は、築30年以上前の建物で使用されていることが多く、配管の接続はネジを切った部分でネジ込み接続となります。
配管の水漏れ箇所がある場合、その前後のネジ部分のどこで施工しなおすのが良いかを考えながら部分交換をしていきます。
配管が古いとネジ部が傷んでしまっていることもあり、交換したい範囲をすんなりと取替えられず、思いのほか長い距離の配管の取替えになってしまうこともあります。
電動器具などで配管を大がかりに切断しなければいけないこともあり、入り組んだ構造の箇所などで水漏れが起こると大変な作業に配管です。

↑ 銅管配管
↑ ポリ配管

銅管配管やポリ配管の場合には、一部分のみを簡易的に切断することができるケースが多く、よほどスペースのない箇所でなければ大がかりな作業になってしまうことは少ない配管になります。

銅配管は切断箇所に専用の継手を設置して溶接接合します。
火器を使用する溶接方法のため、壁ぎわや狭い箇所などでは作業が難しいことがあります。

ポリ配管は切断箇所に専用部材を差し込むだけで接続できることが多く、部材の取付スペースさえ確保できる構造であればあまり手間はかかりません。
ただ、他の配管に比べて使用する接続部材の材料費が高くなることがあります。

配管施工しやすいスペースがあり、配管構造もあまり入り組んでいない露出箇所の場合、水漏れ箇所一部分のみの修理金額は、

銅管配管では 1~2.5万程度の工費に加え、 + 材料費 程度をイメージしていれば良いでしょう。
材料費は使用するものにより違いますが、銅管配管材は安ければ数百円、高くても数千円となります。

※あくまで配管のみの部分交換の場合です。配管途中に金具・器具が取りついていて、構造上それらも併せて取替えの必要の場合にはその部材費に応じて金額は変動することになるでしょう。

ポリ配管の場合の工費は平均してもう少し安くなることがほとんどです。
ただし、配管を接続させるための部材が少し高くなる傾向があります。

逆に昔ながらの鉄製の配管については、上記の工費もより高くなることが考えられます。
部分的な取替えが難しいケースもあるため、一概にはいえませんが、最低1.5~場合により3万以上の工費が必要なこともあるでしょう。
さらに、使用する配管材代も大幅にアップしてしまう可能性があります。

水道管の修理については、水漏れによってどの程度の距離を変えなければいけないのか、まわりの配管状況や箇所によってもかなり変わってきますので、なかなかハッキリとした説明は難しいものです。

ただし、目に見える箇所の水道管が水漏れして、数十センチ部分的に取替えしただけで、5万超え・・・となれば相場よりかなり高めの金額の可能性が出てきます。

以上、緊急で業者を探し、頻繁にトラブルに巻き込まれやすい症状の常識的な範囲での料金帯を提示させていただきました。

繰り返しますが、ここに記載している金額よりも若干の安い高いという価格の違いはどこの業者さんでもあります。
それは、食品や日用品がどこのお店で買っても同じとはかぎらない、というような話だからです。

あくまで、まったく業界相場を大きく離れたボッタくり価格の業者に騙されないための情報だと認識ください。

不当に高い金額を請求するような悪徳業者の撲滅を願いつつ、結びとさせていただきます。

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