どこからも水を出したり使ったりしていないのに、ずっと水の流れているような音が響いていたため、ご自身であちこち確認すると、どうやら白いハンドルの水抜き栓(水落としなどのときに使う水道元栓)付近から水の音が常時聞こえてきていいる気がするということでお問い合わせをいただいたお客さま宅の事例です。
どこも水を使用していないのに常時水の音がするというのは、見えない箇所で漏水している可能性が非常に高いものです。
経年劣化で漏水しやすい箇所は様々ありますが、中でも今回の事例のような水抜き栓というのは、水圧がいちばんかかりやすい箇所のうえ、漏水状態に気づきにくい部分のため、同様のトラブルはかなり頻繁にあるものです。
この水道の元栓である水抜栓は内部に部品が入っていて、その部品に組み込まれているパッキンが損傷してしまうと地下漏水の症状になり、今回のように水の音が止まらないということになります。
このような場合には、この水抜栓をまずは分解し、内部の部品の状態を確認することになります。
部品自体の欠けや破損などの損傷がある場合や、付着物がひどく、汚れが除去できないような場合には部品ごとの取り替えとなることがありますし、製造した年数のあまりにも古いタイプのものであれば構造上無条件に部品交換となることもありますが、大半のケースでは内部のパッキンを数箇所交換することで水漏れ症状を改善できることがほとんどです。
パッキンの取り替えで漏水修理できる場合は、¥9000~11000程度の修理費用となります。
今回は、写真のような白ハンドルにシルバー色のステンレス状の本体の札幌市4型といわれる形状で、周囲が分解作業がしやすく、床上に分解箇所が露出している構造だったため、総額¥9000の修理料金となりました。
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