写真に写っている白いハンドルが、水抜き栓といわれる水道の元栓になります。
冬場の水落としや、水漏れがあったときの緊急止水などに使われますが、古くなってしまったり、操作しないまま何年も経過してしまうと、ハンドルが回らず非常時に使用できなくなってしまうことがあります。
とくに、あまり水道凍結の心配がない一戸建て住宅などで、長年ハンドルを動かしたことがない場合などには、水抜き栓内部で固着してしまい、男の人の力でもびくとも動かないほどひどいケースもあります。
このような場合でも、内部分解ができれば、適切な対処をすることで、正常に作動できるようになることがあります。
今回はかなり動きが渋い状態でしたが、本体のナット箇所を緩めて内部を引き出すことができたため、調整と内部のパッキン交換をおこない、正常に操作できるまで改善させることができました。
今回の費用は、分解調整費¥9000+追加のパッキン交換費用の合計で、総額¥15000となりました。
ただし、内部の分解ができないほどに劣化や異常がある場合には、所定のメンテナンスをすることが不可能なケースもごくまれにあります。
調整や修理には本体内部の部品を引き抜くことが絶対条件となるため、この作業ができない場合には、地中深くに埋まっている水抜き栓を本体ごと取り換えるという大掛かりな工事をするしか改善方法はありません。
何か急な水漏れがあったときにこの水抜き栓で止水ができないと大惨事につながることもありますので、日ごろから重要な箇所のメンテナンスはしっかりとしたほうが良いでしょう。
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