近年になって排水つまりが頻発するため、冬になる前に根本的な工事をしたいとご依頼されていたお客さま宅の排水工事事例です。
戸建て住宅の外を通っているメイン排水の状態が悪く、数か月おきに詰まりが起こり、室内全体の水の流れが悪くなったり、逆流した排水が漏れ出す状態でした。
排水管は室内から敷地内の地中を通って、公共のマンホールへと流れていきます。
敷地内の地盤が沈下したり、地震などの影響で衝撃がかかったりすると、その後年数をかけて地中の排水全体に悪影響が出てくることがあります。
また、昔の敷地内マンホール(排水マス)は写真のようにコンクリート製のものを使用しているため、経年劣化で割れたり欠けたりヒビが入るなどして、排水が管外に漏れ出す原因にもなってしまいます。
この外側に漏れ出した水が、地盤変化の原因となってさらに症状を悪化させることもあります。
今回は複数個所のコンクリート桝が経年劣化で破損している部分があり、そこから水が土の中へ逃げることで地盤沈下の原因となったようで、排水経路の傾斜があからさまにくるってしまっていました。
排水管は傾斜をつけることでその先へ水を流す構造になっているため、地盤変化などで勾配がとれなくなると、排水の流れも停滞気味になってしまい、それが頻繁に詰まりを起こす原因になっていました。
現地状況によっても対応は大きく変わりますが、今回の事例では一部分の排水経路を工事して、排水の勾配を変えていけば正常に水の流れを改善できる可能性が高かったため、土を掘り上げ約4mほどの区間と排水マス3カ所を交換工事することになりました。
お住まいの状況や排水の状態・症状など様々な要因で工事の費用は大きく変わってしまいます。
まずは事前に現地確認が必要になりますので、お困りの場合はご相談ください。
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