流し台シンクの裏側から水がたれてくる


流し台のシンク(ステンレスなどでつくられている洗い場部分)の裏側から水が滴り落ち、流し台下の収納スペースに水がポタポタ垂れてくるという水道トラブルで修理のご依頼をいただいた案件です。

現地確認したところ、シンクの排水口まわりから水が漏れてきていることがわかりました。
写真のように、もともとシンクのステンレス部分に円形のスペースがあいていて、そこに排水栓といわれる排水器具を取り付けていく構造になっています。

この排水栓まわりは専用のパッキン部材が設置されていますが、この部材が経年劣化してしまうと隙間ができてしまい、水を使うたびにその隙間から設置部の真裏へと水がたれてくる症状になります。
このような場合には、まず排水栓や接続されている排水部品をひととおり取り外し、清掃しながら新しいパッキン部材を交換していくことになります。
作業時間は約30~40分程度、費用は総額¥10000前後になることがほとんどです。

ただし、古いモデルですとごくまれに現在の規格以外の排水栓などがあり、交換部品がすでに手に入らず、修理が不可能になってしまう流し台もあります。
(同じような円形の形状でも、径が現行の修理部材と違うため代替品が無いなどのケースもあります)

また、パッキン部材の劣化による水漏れではなく、シンクのステンレス部分に腐食して穴があいてしまうことで漏水症状になることもあります。
ステンレス部分に小さな穴があいて水漏れしている場合には、部分的な修理はできないため、原則流し台そのものを交換する工事になってしまいます。


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