排水マスの交換工事


外にある排水ます(マンホール)の付近で、排水マスまわりの土がへっこんできて陥没しかけているということで調査のご依頼をいただいた事例です。

お住まいの敷地内にあるマンホールですが、札幌市の管轄の公共マスと、敷地内の点検用の排水マスがあります。

公共のマスは、「札下」という文字がハッキリと蓋に刻印されており、こちらのマンホール部分で異常がある場合には札幌市での所有になります。
お住まい近くの道路側に設置されていることが多く、大きめサイズのマンホールになります。

それに対して敷地内に複数箇所ある点検用の排水マスは、家を建てたときにそのお住まい用に設置するものであり、メンテナンスについてはお住まいの所有者の範囲になります。

この地中を通っているお住まいの排水管もいつまでも安全に使用し続けることができるものではなく、経年劣化や地盤の変化などにより、壊れたり使用するのに不都合を生じることがあり、大々的な工事が必要になることもあります。

今回のように、排水マスや排水管まわりで地盤の削れやへこみが出てくる場合には、地中に埋まっている排水部分に異常があり、管の外に水が流れ出てしまっている可能性があります。

現地確認させていただいたところ、古いコンクリート製の排水桝と塩ビ排水管の接続部が劣化により隙間ができたり、破損したりしている状態でした。

軽微な損傷であれば、簡易的な補修ができることもありますが、状況が悪いケースでは、土を掘りあげて地中の排水管や排水マスを交換しなければいけません。

今回も、大がかりな工事が必要になるほど破損が激しい状況でしたので、損傷箇所前後の排水マス・排水管の交換工事となりました。

コンクリート製のマンホールも、現在主流となっている塩ビ製のマスに交換となっています。

排水工事の費用については、お住まいの構造により大幅に違ってきますので、まずは現地確認が必要になってきます。


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