台所の水を流すと、流し台と床の設置面から水が染み出してくるということで、調査と修理のご依頼をいただきました。
このような症状が起こると、ごく一般的なケースでは台所排水管のかなり奥のほうで詰まりが起こっている可能性が高くなります。
油汚れの蓄積などで排水管が塞がり気味になってしまい、床下排水管に差し込んでいる排水ホースの接続部あたりから水が逆流するということになります。
今回もそのような症状かと思い現地確認しましたが、排水ホースを抜いてみると写真のようにホースに激しい亀裂がありました。
流し台下の床板に隠れている箇所で、床面に立ち上がっている塩ビ排水管との接続付近でこのような亀裂になっている場合、流した水が亀裂部分からはみ出し、床に広がってしまうために今回のような水漏れになったようです。
排水ホースは通常ビニール製になっており、かなり古くなって硬化してしまうと経年劣化で亀裂が入ることがあります。
ただ、今回のお宅ではまだそこまで硬化しているホースではなく、あからさまに鼠にかじられているのがわかりました。
現状のままでは台所の水が使えないため、まずは排水ホースを新しいものに交換しましたが、このようなケースでは害獣駆除業者に依頼してネズミを駆除してもらわなければ原因解決にはなりません。
場合によっては排水管から室内に上がってくる場合もありますが、床上に出ている箇所だけにかじられた跡があるため今回は床上からの侵入経路がありそうです。
鼠が出現している場合には、そのまま放置してしまうと、翌日にまた同様の箇所で同じ症状になってしまうケースも過去にありましたので、できるだけ早めの対処が必要になります。
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