流しの水栓の水が止まらなくなったとご連絡いただいたお客さま宅です。

20年以上経過したかなり古いシングルレバー混合水栓をお使いで、たとえ部分的に修理しても、もうすでに寿命が来ているようで次々故障や水漏れが起こりそうな年式のものでした。

そのため、お客様のご希望も含め蛇口そのものを丸ごと交換することになりました。

写真のようなデッキ型２ホールといわれる形状の混合水栓は、取替えに手間がかかるケースが多々あります。

近年はワンホール型といわれるタイプの広めの土台部分が無い形状が主流になっていて、写真のような幅広土台のモデルはどこのメーカーでもあまり様々な種類は作られなくなってきています。

ただし、別な取付方法や別なカタチの水栓に交換することは難しいため、この２ホール・デッキ型の形状に適合した水栓への交換となります。

今回はいちど流し台を取り外し、流し台裏に隠れている水道管を取り外して、新しい混合栓を取り付けていかなければいけない作業になりました。

見た目は似たように思えても、その取付方法が違うと、交換作業の手間が大幅に変わってきます。

とくに、蛇口とそれを接続している水道管のつなぎ箇所が、流し台裏などに隠れてしまっているような構造の場合、取付モデルにより手間のかかる厄介な工事になることもあります。

今回のような２ホールデッキタイプのシングルレバー水栓は、キッチンの混合水栓の中でもいちばん作業費用のかかるモデルになり、￥４５０００～５００００程度の総費用をお考えいただくことになります。

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