レバー式の水抜き栓のレバーハンドルが固くて動かない


こちらは近年使用されているレバーを上下させて水を止めたり出したりするタイプの水抜栓(水道元栓)です。

古い形状のものは、白いハンドルをクルクル回して操作するものがほとんどですが、ここ20年〜くらいに設置されたものは一部を除き、大半がレバー式の水道栓になっています。

このタイプの水道元栓ですが、内部に入っているピストンといわれる部品に組み込まれているパッキン部が固着したり、内部で引っかかったりすることでレバーが動かなくなったり、上がりきらない、もしくは下がりきらないなどの症状になります。

このような場合、いちど水道栓を分解し、可動部を滑りやすくするためにグリスアップしたり、パッキンを各所交換するなどの対処が必要になってきます。

水抜き栓形状や症状にもよりますが、分解調整料金のおおよその目安としては¥9000~程度になることが多いです。

ただし、内部のパッキンの劣化が激しい場合には、分解作業に伴い複数個所のパッキンを交換しなければいけないこともありますので、状況に応じて上記の分解調整費にパッキン交換費用が加算となる場合もあります。

また、同様の症状でも、お住いの外に設置されている散水栓などの場合には、修理しきれないケースも多々あります。
外や冷え込む箇所に設置されているレバータイプの水抜栓の場合、凍結や外気に晒される様々な要因により、内部の変形などで分解ができなくなることがあるためです。

内部分解ができない水抜栓をムリヤリ分解しようとすると、応急処置すらできないほどの損傷につながる恐れがありますので、あまりに症状が酷い場合には、修理ではなく地中に埋まっている器具ごとの交換になることもあります。


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