戸建て住宅の排水の流れが悪い


一戸建て住宅の室内の水の流れが悪く、排水するとゴボゴボとしたおかしな音が鳴っているので、状況を見てほしいということでご依頼があった札幌市北区の事例です。

通常一戸建て住宅の排水構造というのは、室内の各経路から外の下水のマンホールにつながっています。

敷地内には汚水桝といわれる点検用のマンホールが複数あり、そこから覗いて排水のメイン管に異常がないかを調べていくことができるようになっています。

今回、室内の複数個所の排水の流れが悪いということだったため、外の排水ますをフタをあけて確認したところ、コンクリート製のマスの中で、木や草の根がびっちりと入り込み、排水経路を塞ぎ気味にしている状態でした。

昔のコンクリート製の排水桝の付近に大きな木や、たくさんの草が生えている場合、古くなってひび割れしたコンクリートの隙間から根が入り込み、それがスクスクと育って排水経路を塞ぎ始めるということが頻繁にあります。

木の根を取り除かないかぎり症状の改善は難しいため、排水管内の高圧洗浄などで管内の奥にも入り込んでいる草の根を掻き出し、撤去していく作業となりました。
また、除去後には排水管内に溜まっている汚物などを清掃する必要があったため、併せて外部メイン経路の清掃もおこないました。

今回の作業は、排水管の高圧洗浄作業(基本料金¥30000)と草木の根の除去代の合計で、総額¥35000となりました。

このように木の根や草の根が排水内に入り込んでいる場合、排水桝から簡易的に除去できるケースと、簡単には除去できないケースがあります。

症状が酷い場合には、地面を大掛かりに掘り起こして、劣化しているコンクリート桝を塩ビ製のマスへと交換する必要が出てくることもあります。


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