以前から土の中を通っている排水管の勾配が悪くなり、詰まりが起こりやすくなっているお住まいの事例です。
このたび、雪が降る前に工事をしてしまいたいというご要望があり、急遽日程調整しての工事となりました。
排水管というのは傾斜によって汚水が流れていく構造になっています。
大半が地中を通って公共の排水管へと流れていきますが、地盤の変化や経年劣化によって排水管や排水マス(敷地内のマンホール)が破損したり、勾配がおかしくなったりすることがあります。
排水経路の傾斜が狂ってしまうと、中を通る汚水や汚物が停滞して詰まりを起こしてしまうことがありますし、破損個所があると汚物が引っかかりやすくなり、同様に詰まりが起きる頻度が多くなってしまいます。
こちらのお住まいでは、40年近く経過しているコンクリート製の排水マスが設置されており、その内部で経年劣化により破損や欠け箇所があったために定期的に詰まりが起きてしまっていたようです。
今回は古いコンクリート桝を、現行の塩ビマスに交換する工事となりました。
地面を大きく掘り起こし、排水マス2カ所と、その前後の排水管を5mほど交換し、排水工事完了です。
このような排水工事ですが、雨や雪の日には配管接続作業ができませんし、冷え込む時期には地盤の関係で施工できなくなります。
そのため、可能なかぎり冬が近づく前に施工を終えられる工程が重要になります。
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