樹脂管(ポリエチレン配管)の水道凍結


気温が下がって冷え込んだタイミングで、水道が出なくなったという水道凍結修理のご依頼をいただいた事例です。

お伺いすると、昔ながらの金属配管ではなく、ポリエチレン配管という樹脂の水道管を使用されていました。

近年使用頻度の高い樹脂管ですが、水道凍結してしまうと修理するのに高額な費用がと手間がかかる傾向があります。
古くから使われている鉄管や銅管などの金属配管の場合は専用の機器を使用して電気をかけて凍結修理することができますが、樹脂管の場合には通電しない材質のため凍っている可能性のある個所を順番に蒸気で溶かしていくことになります。

凍っている箇所や経路が複数あったり、長距離で凍っている場合などは機器を使用するにしても手作業のような状態で時間をかけて順に融かすことになるため、金属配管の凍結に比べてはるかに時間がかかってしまうことも多々あります。
そのため、融かしきるために必要な時間にも連動して高額な修理費になってしまう恐れもありますので、水道凍結には十分に気を付けなければいけません。

今回の事例では、床下を通している樹脂管の一部で凍ってしまっていたため、床下に潜り込んで解氷作業をしました。
1時間半程度の作業時間で、費用は¥25000となっています。
配管経路や構造によっては樹脂パイプの切断のために追加で部材費が必要なケースもありますし、手の届かない部分で凍結が酷いと内装部の解体をしなければいけないケースもあります。
アパートなどの住宅では長距離で凍結しまっていることも多く、上記金額の倍以上の費用がかかってしまうケースもありえます。

気温が下がる時期にはくれぐれも水道の水抜きを忘れないようにしましょう。


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