
2カ月に1回の水道検針のときに、検針員から漏水して水道料金が大幅に跳ね上がっているといわれた札幌市豊平区の事例です。
水道局のほうで漏水箇所をチェックしてもらったところ、脱衣所にある水抜き栓(水落としなどに使う水道の元栓)から水の音が聞こえるという指摘があったようです。
この水抜き栓は、内部の部品にパッキンが組み込まれているため、経年劣化によりそのパッキンが傷んで地中で漏水し始めることが頻繁にあります。
目に見えて水が出てこないことが多いため、漏水にともなって知らず知らずのうちに水道量が増えていき、検針時に通常の何倍もの請求が来てしまうこともあるものです。
あまり酷い漏水状況になると、床上に水が湧き出てきたり、水の流れるような音が響きわたることになりますが、まったく気づきえないケースも多く、水道料金の検針タイミングではじめて判明することも多いです。
今回は水抜き栓を上部から分解し、中に入っているパッキンを3カ所取り替えて漏水修理完了となりました。
ほとんどのご家庭の水抜き栓は、床上に本体の一部が露出している構造のため、床上で修理作業が可能です。
ですが、こちらのお宅では床上にハンドルと延長のロット棒だけが露出し、水抜き栓の器具本体は床下に設置されていました。
そのため、床下に潜って水抜き栓本体の上部を分解しなければいけない、少々余計な手間のかかる修理作業となっています。
水抜き栓の各所パッキン交換は¥9000(基本料金で対応できる構造・モデルの場合)~ですが、今回は床下作業費が別途割り増しで必要となりました。
修理後は水道局へ料金の引き下げのための減免申請をおこなうことができます。
当ページ記載情報の注意事項
水道修理事例に修理料金の記載がある場合、記事の日付時点での料金となっております。
物価の高騰やそのほかの要因によって今後料金形態が変更になる場合もございます。
最新の情報は水道修理料金表ページにてご確認ください。
